コロナ渦での別荘への疎開の話:
新たな別荘ライフの発見でステイ別荘を楽しく

  1. 別荘への疎開:
    昨年2020年3月末の管理組合の総会終了後、都会でのコロナ感染が拡大を恐れて、別荘に避難してきた。少し治まったら東京へ帰ろうと思ってきたものの、一向に収まる気配もない。連日の報道では山梨県は、東京はその周辺の隣接県に比べて圧倒的に感染者数が少ないのは助かる。山梨県も実際には東京都に隣接しているけれども、人の往来が少ないこともあり、個々の感染者に番号が振られており、きちんとトレースができていて頑張っているように思える。

  2. 別荘に三密はない:
    ここ別荘周辺は、自然が美しく豊富で、都会ほどの人口密度もない。夏は涼しいので締め切った冷房は不要で、山々からの風の流れも早いなどウイルスの感染が広がりにくいい地形なのかも知れないなどと、また一つ別荘の魅力が増えたような気がしてきた。東京の都市部に住んでいると、交通が便利なせいもあり、30〜40分でほとんどの場所へ行くことが容易だったので、すぐ人と会ったりその後の会食など含め、まさに三密の生活を日常的にしていた。今のステイホームやリモート会議などとは全く逆のライフスタイルだったことに改めて気づいた次第。

  3. 馴染めない新しい日常:
    本来、ビジネスの場面では、いかに多くに人々の関心を集めて、集客して商品やサービスの魅力を触って知ってもらい、顧客になってもらうというのが原則になっている。取引相手の信頼度も、まず面談したり、相手のオフィスや工場を訪問して、直接相手の状況に触れることで互いに信頼感や安心感を得ていくということが大切な習慣になっている。笑顔で握手して挨拶したり、名刺交換などは当然基本動作となっている。今や、これらの基本動作は、すべてウイルス感染リスクということで否定されてしまった。

  4. 敵ウイルスを知る:
    ステイホームの期間中、敵ウイルスを知れば、百戦(百感染)殆からずということで、ウイルス関連のことをいろいろ調べてみた。まずそのサイズは、最も細菌の1/10〜1/100程度であり、その姿が電子顕微鏡で観察されるようになったのは1950年代以降である。ウイルスは、地球上では40億年も前から、生命誕生の頃からずっと生命の歴史を共に歩んできた。その全てが我々のような多細胞生物の敵ではなく、むしろ遺伝子進化に寄与してきたという説が有力(ウイルス進化論)と書かれており、今日の迷惑なウイルス報道のトーンとは異なる記述は興味深かった。我々の体は、約37兆個の細胞からできていると言われているが、その体が1個の細胞よりも遥かに小さなウイルスによって感染症を引き起こし、日常生活が一変し生命の危険する感じてしまうような状態になっている。我々の周囲には、さまざまな細菌に溢れているが、それら各々の最近もさらに数十倍ものウイルス群に感染して漂っているという。そのほとんどは今のコロナウイルスのような悪玉ではないかも知れないが、我々はいつも、これらウイルス群に密にまみれた所の細菌群がさらに密にまみれた状態で、我々の身体を包囲し、内外に付着し、空きあらば侵入を図ってきているのだと想像するだけで、強烈なメッセージとなる。

  5. Lightboxという写真掲載方法:
    2020年は、別荘しばらく長期滞在するようになってから、幸い近郊の湖や公園などにでかける機会を持てた。季節の美しい花々などを撮影した写真は、管理組合のHPにも掲載した。写真掲載には、今まで回転木馬のように次々と写真をスライドさせて表示する方法(Carousel)だったが、今回は、小さなサムネイルの写真をクリックするとふわーっと浮き出るように写真が広がる方法(Lightbox)があり、いろいろネットで調べながらなんとかHPに反映させてみた。写真撮影そのものは、もっとすごいカメラをお持ちで撮影も上手な方が多いと思うので、できればその方々からも応募していただき、楽しいHPにしたいと思っている。HPのトップページは、水道の漏水問題など、深刻な事故が続いているので、どうしてもそれらの警告のような文面が主になってしまい、あまり楽しいHPではないというご批判もあるので、せめて別荘ライフの写真などは楽しいページにして行きたい。このHPのLightbox方式での写真掲載はこちら

  6. 2021年の新たな年は、ウイルスが収まり、新しい日常ではなく、我々にとっては、人との密な接触が普通であるような今迄の古い日常に戻れることを願っています。(理事長: 小林寛三)