別荘地崩壊の悪夢: 8/10の懇談会を潰されて...

楽園別荘地崩壊のシナリオ 〜そうならないことを願いつつ、臨時総会は正念場なのです〜

1.日本の2019年の夏は、例年以上に猛暑と同時に、お盆にかけて台風も8, 9, 10号による豪雨もあり、地球温暖化の深刻さを想像させられました。その中でも、ここ富士桜別荘は、別天地であり、夏の楽園を謳歌する予定でした。8/10の住民との懇談会は、そのイベントの一つとして、別荘住民の出会いと交流の場になる予定でした。

しかし、当日は、管理事務所近くには、大型の立て看板が立てられ、会場ではその立て看板同様、自説を強弁するごく一部の住民の大声の罵声が支配し、せっかくの住民懇談会はお流れとなってしまいました。

2.このような別荘地の状態に嫌気がさし、こんな騒々しい別荘に来るのはやめよう、と心痛めた住民が増えたとしてもそれを責めることは出来ないように思えました。多くの別荘の住民は、自然との触れ合いを求め、庭の草花を手入れし、お互いの健康を気遣いながら、楽しい楽園の休日を楽しみに猛暑と喧騒の都会から逃れここへやって来るのです。しかし、この楽園にも、立て看板やビラや大声での喧騒が待っているとしたら、またこの別荘地での楽しいイベントもなく、大人たちは、「管理費を払え」(管理費を払ったらおしまいだ)「別荘管理組合を法人化して自主管理を強化しよう」(別荘管理組合は解散せよ。分譲会社の丸紅は責任を取り、鳴沢村に道路水道を返還せよ)(丸紅に圧力かけるために共有地の固定資産税は払うな)などの論争は楽しいイベントとは対極にあります。

3.近隣の京王別荘地では、管理組合が法人化されて、管理費滞納者もほぼいなくなり、もちろん立て看板などの論争もなく、音楽会や子どもたちのジョギング大会、朝市、ゴルフやテニス大会など住民との交流を支援する多くのイベントが開催されています。私達の別荘も同様のイベントを開催したいと思っています。

現在の理事会は、水道漏水対策に追われる「水道分科会」、管理費の不払い者への対応に苦慮する「未収金分科会」、管理組合の透明で健全な運営をルール作りとその徹底に追われる「約定分科会」、誰も手伝ってくれないので理事長が片手間に細々とやらざるを得ない「広報分科会」、ゴミの不当投棄や壊れた児童遊具の対策がなかなか進まない「環境分科会」、道路や水道設備など長期的に持続可能な予算が確保できず心配な「財務分科会」、台風、倒木、土石流など心配事に憂慮する「防災分科会」など分科会の名称からも、後ろ向きの対応に追われているように見えます。

(こんな理事会は無能だ。理事は何をしている!見苦しい立て看板すら撤去できないのか、等々)— 別荘に関心はあるもののどうにもならない現状に無気力になっている住民もいます。一方で、請求書も届かず、あるいは届いたとしても従って管理費も負担しなくても黙っていればタダ乗りを継続できると思っている一部の住民もいます。

4.管理会社は、管理組合が委嘱した管理事務に特化し、残念ながら、別荘の将来に責任を取る立場にありません。管理組合が委託契約を維持できなくなれば、管理会社は業務を続ける責任も果たせなくなり、ここを去るのみです。

管理会社に雇用されている別荘管理人は、管理組合の費用負担がなければ、管理会社との雇用関係も維持できなくなり、その仕事もなくなります。

共有地の固定資産税の不払いなどとんでもない主張です。税金の不払い・滞納は、共有地(道路や管理事務所や外灯など)は差し押さえられ、使用禁止となるだけです。

管理組合が法人化すれば、費用負担だけでなく共有地の名義も管理組合が所有して、交渉当事者として立ち上がることも出来るのではと思って現在、法人化の提案をしていますが、それが通らなければ、理事長も理事達もやる気をなくし、一人去り二人去りと、やがては(そう遠くない時期に)理事会は機能不全となり、別荘の荒廃化が進むという事態になるかも知れません。

5.8/10のせっかくの懇談会を潰され、大型立て看板そのものは立派だが、その内容ひどさに対抗する気持ちを、9/28の臨時総会と委任状による賛同で住民の意思を示していただきたいと思っています。すでに配布している臨時総会案内書への回答は、正念場なのです!  

以上です。■